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2003年7月


schedule

6日(日)9:00〜 LSDラントレーニング&バーベキューパーティ(野川公園)
13日(日)7:00〜 サイクリング 大垂水峠〜甲武トンネル〜養沢渓谷(大和陸橋集合)
20日(日) 皆生トライアスロン大会参加・観戦(鳥取県米子市)
8月2日(土)〜4日(月) サマー・キャンプ 西伊豆・井田

information

今秋のマラソン・シーズンに備えて、まずはLSDランから始めましょう。6日の日曜日、久々に野川公園(調布市)の芝生の感触を楽しみたいと思います、そしてトレーニング後は野外バーベキューパーティの昼食会を、同じく公園内で開きます。集合場所は公園管理所(TEL:0422-31-6457)前です。参加者はマネージャーの金子さんまで連絡してください。

今年のサマー・キャンプは8月第1週の8月2日(土)〜4日(月)の3日間の日程で、昨年と同じく「西伊豆トライアスロン大会」の地、戸田村井田で行います。参加希望者は事務局までご一報ください。

その「西伊豆トライアスロン大会」ですが、すでにお知らせしてあるとおり10月12日に開催いたします。大会要領は下記の通りです。今年も選手として、またボランティアとして振るってご参加ください。

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西伊豆トライアスロン大会要領

日 時 2003年10月12日(日曜日) 午前7時30分スタ−ト(予定)
参加受付けは10月11日(土曜日)午後3時まで厳守
(前日、現地宿泊義務付)
場 所 伊豆半島西海岸/静岡県田方郡戸田村井田(JR沼津駅よりクルマで約40分)
競技内容 スイム 3.5Km タイムリミット1時間30分
戸田港〜井田海岸 予想水温21〜23℃、ウェットスーツ着用のこと
バイク 77Km(ト−タル標高差1,600m、平地換算約120q相当)タイムリミット4時間30分
井田〜大瀬崎〜古宇〜真城峠〜戸田〜舟山峠〜土肥折り返し〜戸田〜井田
ラ ン 22q(ト−タル標高差400m、平地換算約25q)タイムリミット2時間30分 井田〜戸田・展望台折り返し2往復
トータルタイムリミット8時間30分 過去最高タイム(第11回大会)5時間13分09秒(大入茂樹)
参加資格 トライアスロン初段以上(ロングディスタンス・トライアスロン完走者、
または、それと同等の実力のある者)、もしくは遊び心3段以上(大会実行委員会認定)
参加費用 8,000円(参加賞、記念品、エイド飲食類、保険料等を含む)

◎選手参加の方は7月末、役員ボランティアの参加は8月末までに事務局までご連絡ください。

member's message

ホームページ公開記念シリーズ 私の健康法
よい「口ぐせ」を身につけよう!「口ぐせ」デザイナー誕生秘話
  〜from 災禍転福貧乏神神社三倉分社祭主 田邊 哲

 名刺交換した後 私の名刺の裏を読みながら、「口ぐせ」デザイナーって何ですか?と聞かれる事がある。それに対して、私は、『素晴らしい人生を送っている人の「口ぐせ」と、問題あり人生を送っている人の「口ぐせ」は明らかに違います。素晴らしい人生を送りたかったら、素晴らしい人生を送っている人と同じ、よい「口ぐせ」を身につけましょう!と、アドバイスしているんですよ。』と答えている。

 「成人病」が「生活習慣病」と呼称変更されたことからもわかるように、健康を増進、維持、回復、するためには、良い生活習慣を身につける必要がある。"飲みすぎ、食い過ぎに注意!"等、体の健康のための良い生活習慣があるのと同じように、精神や心の健康の為に良い生活習慣があるはずだ。 根暗病を長年患ってきた私は、この病から逃れる為に生活習慣の一つである「口ぐせ」に感心を持った。そして、16年前、私は一人密かに根暗な私の「口ぐせ」を、根明な人の「口ぐせ」に変えようと決心した。

 「でも・・」とか、「しかし・・」と言わず、まず肯定する。 「難しい」という言葉を使わない。 「無理」と言わない。 「出きる訳がない」と言わない。 「習慣」「くせ」を変えることは新たな「習慣」「くせ」を作ることだ。一歩一歩ではあるが繰り返しと時間を味方に、私の「口ぐせ」は新たな「口ぐせ」に変わっていった。そして16年間の積み重ねは、私の心や精神までも確実に変えた。そうして一人密かに始めた私が他人の「口ぐせ」まで変えたい、と思うようになってしまったのだ。「口ぐせ」デザイナーの誕生である。

 会合である人がいい提案をする。すぐある人が「それはいい考えだが、難しいなー」次の人が、「難しいなー」。これでは、折角いい提案がなされたのに会合の場がかえって沈んでしまう。 難しい、という言葉を使って得する人はいない。こう変えてみたらどうだろう。 ある人がいい提案をする。 貴方もその提案がいいと思ったのなら、たとえ実現するのが難しそうな事でも、「それはいい考えだ!」とまず肯定しよう。 そして、こう質問する。「どうしたらそれが実現できると思う?」提案した人は喜々として自分が考えている実現方法を語るに違いない。 語られた方法を不可能だと思っても、「難しい」とか「不可能だ」と言わず、まず「なるほど」と肯定し、「なぜ、そのように考えるのですか?」と質問する。

 特に厳しいレースでゴールまで残り2キロなら、まだ2キロもある、のではなく2キロしかない!と声を出して言おう。富士登山も同じ。まだ8合目ではなく、もう8合目!楽しそうに身振りも大げさに大きな声で言おう!苦しかったら余計楽しそうに言おう!大好きな日本酒の一升瓶が残り一合なら、一合しかないのではなく、一合も残っている。

 思い通りの人生を生きる健康な人は、よい「口ぐせ」を持っている。 益々健康で思い通りの人生を生きるために、もっとよい「口ぐせ」を身につけよう! 貧乏神は、良い「口ぐせ」に弱いのです。
だ、誰ですか?「口ぐせ」を変えるのは難しい、と言う人は!

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★ 宮古島日記 前編(レース前)
   〜from 田宮 香菜子

 宮古島トライアスロン大会はおととし以来2回目の出場。今回はツアーでなく個人旅行で手配しました。JAL直行便はすべてツアーで押さえられていたようで、発売初日から満席。ANAのバーゲンチケットを取り、那覇乗り継ぎで行きました。4月17〜22日の5泊6日、村上君とともに、レースはもちろん宮古島の一足早い夏を思いっきり楽しんできました。

4月17日(木)

 宮古島到着。暑い!でも、人はまばらでレース気分には程遠く、和やかでゆったりとした感じがとても心地よい。明日はいかにもトライアスリートという人たちでいっぱいになるんだろうなー、今日来て良かった。せわしない雰囲気は好きでない。空港前のトライアスロン記念碑を発見、記念撮影をしてからバスに乗る。乗客は私たちともう1組だけ。まずは受付会場へ。受付が始まる時間まで30分あった。目指すは一番乗り!だったが、惜しくも2番と3番。でも、インタビューを受け、意気込みを聞かれて、ないのに困ったな〜と思いながらも、もっともらしく言ってしまった。採用されたかどうかは不明・・・。

 今回宿泊の予約を一緒に取ってくれた方と合流、宿に向かう。一昨年に入った居酒屋が宿の前に! 自転車を組み立て後、商店街を散策。夜は早速みんなで居酒屋に繰り出し、おいしい料理、お酒を味わった。

4月18日(金)

 今日はサイクリング! 観光ガイドを見て一番気になった新城(アラグスク)海岸をめざす。所々で「大会に出るの?頑張ってね!」と島の人が声をかけてくれる。昨日は身体がだるかったけれど、今日は暑さに慣れたのか、気持ち良く体が動く。海岸に到着。きれいな海。でも風があり、流れが強い。浜辺の近くで水遊び。浮いていると、どんどん横に流される。もっと沖に行くとカラフルな枝サンゴが見られるそうだけど、断念。シュノーケルとフィンを持ってくるともっと遊べそう。漁をしに来た人に会う。「今は大潮でもうすぐ干潮になるから、アワビやサザエがゴロゴロ簡単に捕れる」という。自分で食べる分なら好きに捕っても良いらしい。

 次に東平安名崎に向かう。島の最東端、紺碧の海に2kmにわたって突き出した美しい岬。岬の先っぽには灯台があり、レースではバイクコース70km付近、灯台を折り返してくる。本当は、ただ通り過ぎるだけではもったいない、景色が最高に良いところのひとつ。今日はゆっくり散策し、写真を撮り、昼ごはんを食べた。ここでもトライアスロン記念碑を発見!バイクに乗ってポージング。昼ごはんはハンバーガーとアメリカンドック。車で販売に来ているファーストフードだけど、おいしい!!! ハンバーガーのハンバーグはアメリカンテイストのしっかりした肉、アメリカンドックはその場で揚げてくれるので表面がカリカリで中はフワっと。感激! デザートにブルーシールアイス。幸せ〜。店の人から、応援するよ!とゼッケン番号を聞かれる。今日の走行距離、約50km。楽しかった!

 夕方は説明会とパーティ。台風が来ていて、スイムが中止になるかも・・・という話がささやかれる。

4月19日(土) 

 ゼッケンをつけたり、補給食を用意したり、こまごまとした準備をする。遅い時間の方が空いていると言うので15時ころバイクを預けて、スイム会場の東急リゾートホテル前の海で泳ぐ。夕食は宿で食事。旅館のおばちゃんの手料理が素朴でおいしい!

4月20日(日)

 朝4時に起きる。4時半に朝食をとり、5時半に送迎バスに乗る。会場に着き、ナンバリングをして、バイクをセッティング。ウェットスーツを着て、トランジッションバッグを預ける。そしてスイムスタート地点へ「ピピピピッ」入場。

さあ、いよいよ田宮さんのレースが始まります。
スタートからゴールまでの熱い戦いは次号8月会報(後編)へ!
乞う ご期待!

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★ アイアンマンジャパン参戦記(NHKプロジェクトX風)
   〜from 尾上 政之

注:各自プロジェクトXナレーター田口トモロフの声をイメージして読んでいただけると 尚、一層楽しめます!

 5月16日(金)午後4時、1年ぶりにジェットフォイルから長崎県福江港に降り立った。頬に当る風は涼しく、まるで秋のようだった。

 港を出ようとすると呼びとめられた。「うっつ。」耳の穴に体温計を突っ込まれた。SARS感染のチェックだ。直前までSARS対策の為、福江市長が大会中止を要請していた状況だった。カーボパーティーも中止だった。

 5月18日(日)防波堤にピストルを持った松岡修造がいた。(彼と、巨人軍の原監督は同じにおいがすると感じるのはなんでだろう??)今年は去年の大荒れの波立つ海と大違いでベタなぎだった。まるでプールだった。折り返しのコースブイまで良く見えた。

 午前7時、号砲が鳴った。約900人が一斉にスタートした。視界が良いせいか、マナーが向上したからか、バトルはなかった。2周回のコース、1周約37分。内心ほくそえんだ。「自分にしてはいいペース。」スイム終了1時間17分だった。いい感じだ。 しかし、バイクラックに行って愕然とした。みんなはもっと速かった。やはりコンディションが良かったからだろう。(この時点で498位)

 応援者の間をバイクスタート。応援を受けると、ついペースが速くなった。天気は曇りで涼しく気持ち良かった。しかし鼻水が止まらなかた。風邪が治ってなかった。不快だった。しかし、脚は良く回った。いい感じだった。120km、急に疲れを覚えた。脚に力が入らなかった。気力が無くなりかけた。ペースを落とし意地で脚を回し続けた。どんどん抜かされた。6時間18分(223位)でバイクを終えた。(この時点で257位)

 ランニングスタート。バイクで追い込めなかった分、脚は軽かった。期待が持てた。いいペースだった。どんどん抜いた。キロ5分で21kmまで通過した。このままなら3時間30分だった。涼しいのでこのまま行ける!! と思ったらダメだった。ペースが落ち、3時間45分(136位)だった。

 総合11時間18分(170位)でゴール。昨年より天候は良かったのに10分遅れた。順位は50位下がった。悔しかった。しかし、現在の自分の実力はこんなもんだろうと思った。次回大会は練習をして良い成績を取ろう!!と燃えた。「がんばろう!がんばろう!」

THE END

 本当の「プロジェクトX」ではこの後成功し、視聴者は結果が予想されているのに感動してしまう。そして、中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」が流れる余韻を楽しみ、月曜日からの仕事に前向きな気持ちを持つ。これがヒットした理由だ。が、しかし、学生時代、中間テストの順位を見て、「期末テストはがんばろう!」と誓った自分を思い出した。でも、期末テストもがんばれなかった。・・・・不吉だ。

注:「プロジェクトX」は東京では火曜日の放送です。

<コラム>
 "ハワイに行くには、どの大会が権利を取りやすいか?"
 ハワイに出場経験のない私が書くのも真実味がありませんが、アイアンマンジャパンの登録の際に配られた「THE ROAD TO KONA」という雑誌に興味深いデータが載っていたので抜粋します。
 アイアンマンの出場者の平均年齢37才、2002年に35〜39才のカテゴリーでハワイの出場資格を得た人のもっとも遅いタイムだそうです。但し、出場選手のレベル、権利数、気候、コース等、一概にここが権利を得やすいとは断言できない、とコメントも入っていました。しかし、このデータを全世界の選手が見て出場大会を変更する可能性も大です。

    男性 女性
1. オーストリア 9H22M 10H37M
2. フロリダ 9H52M 10H28M
3. オーストラリア 9H56M 11H39M
4. ドイツ 9H57M 11H53M
5. マレーシア 10H03M 10H41M
6. カナダ 10H04M 11H18M
7. ニュージーランド 10H05M 11H07M
8. スイス 10H07M 12H09M
9. ジャパン 10H20M 14H39M
10. コリア 10H25M 11H46M
11. レイクプラッシド 10H28M 11H38M
12. ブラジル 10H30M 11H22M
13. ランサローテ 10H35M 11H50M
14. ウィスコンシン 10H19M 11H39M
15. ハーフ カリフォルニア 4H22M 4H34M
16. ブラックウォーター 4H22M 4H38M
17. ハーフ 英国 4H22M 4H59M
18. ハーフ バインマン 4H22M 5H10M
19. コナ ハーフ 4H22M 4H41M

20.

バファロー 4H22M 4H56M
21. セント クロワ 4H22M 5H26M

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★ バイク練習会 PARTU
   〜from 大島 啓文

 5月の練習会が延期となったヤビツ峠やらがどんなに辛いのか知りもしなかったので、連日、深夜帰宅の仕事のストレスを解消しよう!ただそれだけで参加しようと決めました。

 当日は出発が1時間遅れたものの、爽快な天気のもとこぎだしましたが、見る影もないたどたどしいペダリングに幻滅したのか、島田さんからヤビツ峠はまたにして小沢峠往復にしようと緊急提案があり、結局、喜連コーチと正丸峠往復コースへの変更となりました。

 小沢峠までは3人で、小沢峠からは喜連コーチと2人でこぎましたが、まぁ脚のまわらないことまわらないこと、全然大腿が言うことを聞かず、(体型は)へなちょこな親父サイクリストや、にわかデビューの学生トライアスリートにも抜かれる始末。でもフラットコースなら何とかなったのに『こないだの河口湖ほどじゃないですよ!』の喜連コーチのコメントをまたもや鵜呑みにした自分が悪いのに、喜連コーチを恨みながら平日、溜まりに溜まったアルコールの汗を搾り出しながらヨタヨタ登りました。それでも何とか小沢峠〜正丸峠〜飯能をぐるっとまわって無事帰ってきましたが、やはり、こまめにトレーニングしないとだめな歳(昔は若さの馬力でごまかしていた・・・。)になった、 それを再認識した練習会でした。

 喜連コーチ、何度も何度も途中待ってくれて、ありがとう。仕事の都合(?)で夏のうちに山形まで自転車で行かなくてはいけないハメになったので、またコースなど相談にのってください。

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シリーズ第17回 トライアスロンの大会でも大活躍!"梅"
花は心を穏やかにし、果実は体を健康にする梅の木。
  〜from 木村 志乃

 早春に咲く花が美しい梅の木。ふんわりと心が和みます。そして果実は、皆様もご存知の通り、アルコールや砂糖、塩に漬けたりと広く食されています。中国では古くから青梅をくん製・乾燥させた「烏梅(うばい)」を、下痢、吐き気、食欲不振などの治療に利用しています。日本に梅が伝来したのは今から1500年前。やがて、塩漬けが考えだされ、梅干しが作られるようになったそうです。そして現在の漬け物屋などで大量生産されるようになったのは、日清・日露戦争で、大量に需要が発生したのがきっかけとのことです。

 そんな梅ですが、他の果実と異なり、そのままでは食べられません。未熟な実の果肉には毒性の高いシアン化水素という物質が発生されるからです。このシアン化水素は、梅の実を塩・砂糖に漬けたり、加熱したり、アルコール漬けにすることで抑制することができます。さて、今回は昔ながら多くの家庭で利用され、さらにトライアスロンの大会でも大活躍の"梅"について調べてみました。

"酸っぱさ"が体を守る!

 梅干しを食べているマンガの人物はいつも口をすぼめ"すっぱい"表情をしていますよね?実は、このすっぱい成分(酸味成分)が、体によい効果をもたらすそうです。このすっぱい成分は、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、ピクリン酸などの種々の有機酸で、"胃腸の活性化"と"疲労回復効果"があるのです。"胃腸の活性化"は、これら有機酸が胃腸の働きを活発にして食欲を増進させる作用、胃酸の分泌を高めて胃の粘膜を保護する作用、腸の蠕動運動を促して便通をよくする作用が働くからです。また、梅干しを食べると酸味の影響で唾液分泌量が2〜3倍に増えるそうですが、増加した唾液が消化を助ける効果も期待できます。一方、"疲労回復効果"は、すっぱい成分の有機酸が疲労の原因物質"乳酸"の生成を抑え、また"乳酸"を分解することによります。

 ところで、トライアスロンの大会で梅干しを補給する選手が多いのですが、これは、軽い吐き気(軽い脱水で、低ナトリウム、低カリウムの状態)を回復させる目的がメインのようです。つまり、塩分を梅干しで補給するのです。さらに、梅干しはアルカリ性です。レース中の体内は脱水により酸性になっています。(これを代謝性アシドーシスと言います)ですから、酸性化した体内を中和する意味でも、アルカリ性の梅干しは最適なのです。それに加え、先ほど説明させていただいた"胃腸の活性化""疲労回復効果"がありますので、梅干しはトライアスリートにとって鬼に金棒なのです!

梅肉エキスで"血液サラサラ"

 酸っぱい成分の有機酸以外に、最近、梅の成分として注目されているのが"ムメフラール"です。ムメフラールには、血小板凝集抑制作用が確認されていて、いわゆる"血液サラサラ効果"が期待できるのです。ただし、ムメフラールは加熱した梅の果肉しか存在せず、生の梅や梅干しには含まれていません。加熱することにより糖の一部と酸っぱい成分の一つであるクエン酸とが結合してできるものなのです。血液サラサラを目指して"焼き梅"を作ってもいいですし、手軽に摂りたい場合は、完熟直前の青梅をすりつぶし加熱、濃縮してつくられた"梅肉エキス"を購入または手作りするといいそうです。この"梅肉エキス"は、スプーン1杯を目安に、そのまま、またはお湯に溶かして飲むというのが一般的で、その他お料理のアクセントにもなります。

 さあ、太陽が輝く暑い夏、トライアスロンの季節がやってきます。今年のスペシャルメニューは梅干しでどうぞ!

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編集スタッフよりお願い

 「JC会報編集部」では、皆様からの原稿をお待ちしております。レース情報、近況報告、要望、会報を読んでの感想など、どんな話題でも結構です。編集委員が校正して原稿といたしますので、お気軽にお寄せください。(原稿は一部手直しする場合もありますが、ご了承ください)。投稿先は編集部長 小林まで。よろしくお願いいたします。

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中野JC(ジョイ・サークル)
編纂 中野JC編集委員会/発行 中野JC事務局

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Nakano JC Triathlon bureau